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農業

西塚農場産つや姫、はえぬきの栽培について記載です。










西塚農場では、収穫後、完熟堆肥の鶏糞を散布し、秋のうちに耕耘します。 冬の間は、1m50cm以上の積雪で田んぼが、雪原のようになります。 肥料の流亡防止や生物多様性の観点から冬期間田んぼを湛水します。






種籾を水に浸し休眠打破させます。休眠打破とは、種などが生命活動を停止して眠っている状態のことをいいます。 普段種籾は、昨年の秋収穫した種籾を一冬越えて春になったら種を蒔きますが、冬の間に芽が出てしまったりしたら 困るので、種籾を乾燥させ眠らせて冬を越します。そしてその眠っている種籾を起こすためには、ある一定の時間 水の中に付けるという作業を行います。 眠りから覚めた種籾を今度は崔が機(芽を出す機械)に入れます。この機械は温かい水を循環させて芽が種籾から ちょっとだけ芽が出る状態にします。この機械に入れるのは芽が自然に出るよりも早く種籾全体の芽のでかたも そろえます。






代かき作業は、水田の水が流亡しないよう、平らになるように、肥料等が均等なるように西塚農場では、3回代かきします。 流亡が多いと水管理が大変なうえ、水が冷たいと生育に支障が出ます。






芽だしをおえた種籾を今度は、土を入れた育苗箱に水をかけ、種籾をまき、土をかぶせます。 






育苗箱の中に種を蒔いた次の作業は、育苗機の中に入れます。育苗機とは蒔いた種が土の中からほんのりと芽が出てくるのを助ける機械のことです。この機械を使うと、きれいに芽の出がそろい、自然に芽が出るよりも時間が短縮されます。






種まきをした苗をハウスの中で育て、田植えの準備をします。まだ東北の4月~5月上旬は寒さが残り、夜や明け方は、 防寒がほしいくらいですので、ビニールハウスの中で大切に育てます。






山形県最上町では、5月10日過ぎてから徐々に田植えが始まります。ピークは5月下旬です。田植えと同時に肥料も撒きます。






水稲の栽培中は、田んぼのあぜ道の雑草を刈り取ります。雑草が生えていると、田んぼの中まで浸食していく草や、カメムシ などの害虫の生息場になったり、光合成の阻害になりますので、草刈りは欠かせません。







田植え後は、田んぼの水管理を徹底します。少なくても多くてもいけません。時期によって異なりますが、 水が田んぼに適正にあることによって、稲を寒さから守ったり、夏の高温時期には暑さから守り、雑草の発生を抑える効果を発揮します。

田植え後~6月下旬位まで十分な水位を保つ管理をします。雑草の発生を抑え、日中温められた水が稲の生育を助け、補充する 際にも急激な水温低下を防ぎ稲がストレスなく生育します。西塚農場の岩魚米は、生活産業排水の入らない清流を使って岩魚養殖 し、その水を利用してお米を作っています。水は冷たいので、より水管理を徹底してをります。岩魚は、生活産業排水が流れ込む 所では、生息はできても養殖はできません。豊富な清流でなければならないからです。 結果、西塚農場の米作りは、岩魚の養殖できる環境を守ることで、消費者に確かなお米がお届けできると思います。 水管理とは、田んぼに流れ込むより前から管理することが大切だと考えます。





8月下旬あたりから、稲に花が咲きます。稲の花には、花びらはありません。「えい」(実ると「もみがら」になる部分)が開くことが開花なのです。





稲の花が咲き終わり、徐々に稲穂の頭が垂れてきます。収穫の秋が近づいていることを教えてくれます。






稲刈り収穫の様子です。コンバインで収穫します。収穫後の藁は、すべて田んぼにすき込みます。藁がすき込まれる事によって、 地力が高まり、収量が安定します。






収穫した米は乾燥させます。水分量が15%以下になるようにします。高いと品質に問題が生じ、保存が出来なかったり (水分が高いとカビなどが出たりする)重量にもばらつきが出たりします。乾燥させその後、脱穀し玄米となり出荷します。 また当農場で使用している乾燥機は、一般的な熱風式乾燥機と異なり、遠赤外線乾燥とヒートサイクル技術が導入されて おります。 この最新型乾燥機を使用することにより、天日干しのお米より美味しいお米をお客様にお届けすることができます。






農林水産大臣の登録を受けた検査機関から、収穫したお米の等級検査をしてもらいます。
品質等級検査を後、1級のお米を皆様にお届けします。
このホームページで扱っている商品すべて、1等級の認定を受けた特別栽培米「つや姫」と「はえぬき」のみです。

国内産農産物(水稲うるち玄米)規格規定(抜粋)
  等 級  整粒割合 水分含有死米混入 着色粒混入もみ混入
1等70%~12%~15%~7%~0.1%~0.3%
2等60%~12%~15%~10%~0.3%~0.5%
3等45%~12%~15%~20%~0.7%~1.0%

※ 規格外=3等までの品位に適合しない玄米であって異種穀粒・異物を50%以上混入していないもの。